化学メーカーのダウがバイオ製品の供給契約を締結
Apr 12, 2023
[5月25日 ロイター] - 米国の化学メーカー、ダウ(DOW.N)は木曜日、生物変換会社ニュー・エナジー・ブルーとトウモロコシ残渣から作られたプラスチック材料の長期供給契約を結んだと発表した。生産用の再生可能エネルギー源。
ダウのグローバルサステナビリティディレクター、マナブ・ラホティ氏は、「この提携は、製品の原材料の調達方法を再定義するのに役立ち、再生可能原料を含めた拡大が可能になる」と述べた。
契約の一環として、ダウはニュー・エナジー社がアイオワ州に建設予定の施設の設計を支援し、年間275キロトンのトウモロコシの茎と葉を処理してエタノールを生産する予定だ。 このエタノールのほぼ半分は、ダウ製品のバイオベースのエチレン原料に変換されます。
エチレンは一般にナフサから作られ、プラスチックなどの製品に加工される石油化学製品の基本原料です。
ダウは、農業残渣から作られたバイオプラスチックを使用することで、生産のための化石燃料調達とその後の温室効果ガス排出量を削減することを目指していると同社は述べた。
この契約により、ダウには今後の4つのニュー・エナジー・ブルー・プロジェクトについても同様の商用供給オプションが与えられる。
ダウは4月、カナダで計画されている炭素排出実質ゼロのエチレンおよび誘導体複合施設へのクリーンな水素と窒素の供給に関して、産業用ガスメーカーのリンデ社(LIN.DE)と提携すると発表した。
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